地域体制加算の意味について
みなさんおはようございます~
今日は、薬局の調剤報酬でメインテーマである
地域支援体制加算について書いてみたいと思います。
厚生労働省は現在ある薬局を減らしにかかっていて、地域包括ケアシステムの中学校区である薬局をある一定の数まで下げようとしている感じがあります。
それは、単に数減らしではなくて
しっかりと地域包括ケアシステムの中で機能出来る薬局を育てたいって意味合いがあるような診療報酬の誘導があると思いませんか?
例えば地域体制加算に何故に麻薬調剤の実績が言われるか解りますか?
簡単です。
中学校区で仮にがん末期の患者さんが緩和ケアをされていたとします。
患者さんの残った時間は自然と少く、ではその残った時間を充実した時間にしたいのは誰しもがそう思うでしょう
ただ、医療費に限りはあり
なるべく住み慣れた自宅で最期の時間くらいは過ごしたい患者さんの希望もあります。
がん末期の痛みの緩和はオピオイド(医療用麻薬)が1番有効です。
しかも安全に医療用麻薬を調剤し、お届けすることが出来る薬局が中学校区にあるのとないのでは患者さんの安心度が180度違います。
つまり、そう言う事ですよ
医療用麻薬の調剤の実績があるとすれば
少なくともその体制は整っているって事で
地域体制加算として薬局に高い点数を配分してその体制を維持してもらうメッセージがあるんです。
要は、地域医療を支える気持ちがあれば
自然と調剤報酬はついてくるもんです。
また、この関係のお話は今後も続けていきたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。