喘息等の吸入指導時の点数算定がどうなるか勝手に考えてみました
みなさんおはようございます
今日は、2月17日 月曜日です
今日は、先日の調剤報酬の改定からの話題で
吸入指導した時の算定点数について勝手に考えてみました
あくまで勝手に考えているので
厚生局の考えと違う場合がありますのでご注意ください
まず中医協の答申内容を確認してみましょう
9 喘息又は慢性閉塞性肺疾患の患者であって、吸入薬の投薬が行われているものに対して、患者若しくはその家族等又は保険医療機関の求めに応じて、患者の同意を得た上で、文書及び練習用吸入器等を用いて、必要な薬学的管理及び指導を行うとともに、保険医療機関に必要な情報を文書により提供した場合には、吸入薬指導加算として、3月に1回に限り 30点を所定点数に加算する。この場合において、区分番号15の5に掲げる服薬情報等提供料は算定できない
これを見る限り、服薬情報提供料との併用算定は不可と書いてありますね
しかも、吸入薬指導加算は3ヶ月に1回、服薬情報提供料は1か月に1回ですね。
じゃあこんなイメージでしょうか?
2020年4月 吸入薬 1か月分 → 吸入薬指導加算(30点)
2020年5月 吸入薬 1か月分 → 服薬情報提供料(30点)
2020年6月 吸入薬 1か月分 → 服薬情報提供料(30点)
2020年7月 吸入薬 1か月分 → 吸入薬指導加算(30点)
以下続く
でも同じ点数なら毎月服薬情報提供料で充分では?って考えますよね。
でも私が勝手に考えるのは最近のレセプトは突合点検ですので、吸入薬が処方されているレセプトに関しては、吸入薬指導加算を算定しないと服薬情報提供料までカットされそうな気がするのです。
参考までに見てください
要は、こんな解釈じゃないでしょうか?
吸入指導の確認作業のフィードバックは、3ヶ月に1回で充分で後の服薬状況のフォローがあれば、服薬情報提供料で算定してください(勝手な解釈かも?)
ですので、やはり押さえておきたいのは、吸入器具での確認作業はしてくださいねって事が言えると思うのです。
実際に吸入指導の勉強会は各薬剤師会や吸入指導の研究会が行っていますが
大元の研究会はこの研究会だと思います。
この会に入会すればフォームもダウンロード出来ますし
各地区の薬剤師会に確認してその地区専用の報告用紙を使っていくのもいいでしょう
今日はここまでです
最後までお読みいただきありがとうございました。
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ふたばメディカルの取り組みについて
みなさんおはようございます
今日は、2月16日 日曜日
今日は、ふたばメディカルの取り組みについて予告編と題して
どんな取り組みをしていくかを書いていきたいと思います
それは、以前も取り上げた0402通知を使った
個人薬局さんへの業務支援です
このリンクにも書いているように
0402通知で非薬剤師さんが薬局で行える業務は格段に向上していくと考えます
しかし
この非薬剤師さんの調剤業務には
何が必要かご存知ですか?
①業務手順書
②非薬剤師さんの研修
この2点を満たさないと非薬剤師さんの調剤業務は薬局として行えません
ふたばメディカルでは、この2点を満たすようになアイテムを現在作成中です
ご興味のある薬局経営者さん、はコメント宜しくお願い致します
今日はここまでです
最後までお読みいただきありがとうございました。
この処方どうしますか?
みなさんこんばんは
いつもは、朝9時にアップですが今日は夜のアップになりました。
今日の外来で「おっΣ(・ω・ノ)ノ!これは!感じる処方がありました」
皆さんの対応はどうされますか?
ちなみに答えはないと思います
今日の外来でこられたおじいさん
一枚は昨日受診の総合病院の処方、もう一枚は今日受診のかかりつけ医の処方箋です
昨日受診(総合病院・泌尿器科)
【般】センノシド12mg 2錠
検査前日の16時に服用 1回分
この内容
今日受診(かかりつけ医)
プルゼニド12mg 1錠 寝る前服用 35日分
その他定期薬5種類
かかりつけ医には、前立腺肥大と便秘、血圧のフォローで受診です
ここで処方鑑査ポイントがあると思います
①【般】センノシドはジェネリックで調剤していいのか?
②処方がかぶっていると思ってしまう
③服薬指導どうするのか?
ベテランの薬剤師さんなら、どちらも処方箋受付して調剤すると思います
仮に【般】センノシドをセンノシド「サワイ」で調剤したらどうでしょう?
どうでしょう?
「そんなん違うのん知ってるよ」って薬剤師さんには怒られますが
患者さんにとって投薬時には「同じお薬ですよ」って服薬指導しても、実際に手術前の日にセンノシドサワイを服用してプルゼニドが同じお薬だと気づくでしょうか?
ご高齢の患者さんだともっと忘れてしまい
プルゼニドも服用して手術日当日にお腹の痙攣が出たりすると手術自体延期になりかねませんよね。
服用薬剤の一元管理
かかりつけ薬局にはこの業務が課せられているのです
今回の調剤報酬改定で違う医療機関の違う処方せんを一度に受付した際は、2枚目の処方せんの基本料は20%減算になることはご存知だとは思います。
その意味は、患者さんがなるべく同じかかりつけ薬局に処方箋を持っていきやすくするための国の誘導だというメッセージを我々はくみ取って仕事に反映していかないといけませんよね。
「そんなの1日ずらして受付すればいいでしょ、それなら減算ないし」
そんな詐欺師みたいな発想だけは薬剤師の職能を自分で放棄するようなもんです
そんなことにならないよう街のかかりつけ薬局としてやっていきましょう!
今日はここまでです
最後までお読みいただきありがとうございました。
実務実習が始まるよ~
みなさんおはようございます
今日は、2月14日 金曜日です
世間ではバレンタインデーですね~
さて、薬学生の実務実習が今月の25日から始まるにあたって、実習生の実習先への事前訪問が始まりましたね。
昨年度から実務実習は4期に亘って行われ、薬局3か月(11週間)→病院3か月の連続で実習が行われます。
皆さんの薬局では薬学生の受け入れは既にされたことがあるでしょうか?
「今年もやってますよ」「受け入れたことがなくてどうやって受け入れしたらいいのかな?」とが色んな声が聞こえてきそうですが、受け入れされたことのない薬局さんへ情報提供したいと思います。
薬学生の実務実習は認定実務実習指導薬剤師の資格を取得した薬剤師が各都道府県の薬剤師会の実務実習の受け入れ担当に事前に受け入れの意思を申し出て、各都道府県の薬剤師会経由にて、各地区の実務実習調整機構が薬局と病院を振り分けして。
各大学の5回生が実習先にお世話になるって感じになります。
日本薬剤師会研修センターの認定薬剤師制度の中の認定実務実習指導薬剤師の資格を取得した指導薬剤師が所属している施設が対象施設になります。
この資格は、各都道府県薬剤師会が主催する認定実務実習指導薬剤師の座学講習を受講して、更に調整機構が主催する、実務実習のワークショップを2日間受講したのち認定される制度で、後者に書いているワークショップの各薬剤師会からの推薦人数が、予め決められているのでなかなか順番が回って来ないようです。
実務実習は先程も書いたように
1期(2月末~5月初旬)
2期(5月後半~8月中旬)
3期(8月末~11月中旬)
4期(11月末~2月初旬)
に分かれていて、1期で薬局→2期で病院、2期で薬局→3期で病院と法則は同じで、薬局は自宅から1時間通学圏内の薬局や病院に通えるように、調整機構や地域薬剤師会が調整をかけたうえで学生に通知します。
では実際の実習はと言うと
やはり実務実習というだけに通常業務を体験し、その体験から学生本人が「気づき」を如何に得ることが出来るか?がポイントになるとは思います。
この時期の体験が学生本人の就職先などの進路に多大な影響を与えるので、学生にとっては大切な時間だと思います。
皆さんの薬局で実習生を受け入れすることがあるなら
暖かい目で見ていただくとともに、いい実習になるように配慮お願いいたします。
今日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
在宅訪問日記
みなさんおはようございます
今日は、2月13日木曜日
今日は、在宅訪問してきての意外なところの気づきをご紹介しますね
先日から退院してきたおばあちゃん
退院後処方はこんな感じです
グルコン酸K 1g 分1朝食後
フロセミド10mg 1錠 分1朝食後
ラフチジン10mg 2錠 分2朝夕食後
センノシド12mg 2錠 夕食後
ゾルピテム10mg 1錠 寝る前
この薬のフォローで在宅訪問していて、訪問医から定期薬がファックスしたわけです
そしたらこの中のセンノシドが出てなくて「下痢でもしたかな?」って思って
「定期薬のセンノシドは中止かどうか」の内容の疑義照会をしたのです
答えは、訪問医の処方し忘れみたいで、私は定期薬を作り訪問したのです
問題なくお薬カレンダーセットも終わりふとお薬保管しているケースをみたら「センノシドスキップ分」って書いたチャック袋を発見したわけです
「ありゃ?やっぱしセンノシド中止なんかな?」でもそれならセンノシドを残薬から抜きの指示が訪問医から来てもいいのでは?って疑問もあり、おばあちゃんに下痢しているのか聞いてみると「便なら出ているよ?」って悩ましい返事(^_^;)
まあとりあえず変更も視野に入れて帰って訪問看護さんに聞いてみるか?
ってなわけで薬局戻った訳です
例のごとく訪問看護さんはステーションには戻っていなく返事待ちで、ようやく返ってきた返答が「2錠で便秘するときあって1錠でいったりするのでこちらでスキップしていました」とのこと「訪問医にはその状況報告しておきますね」って事でした。
まあそれならいいですけどね〜って事ですが
やっぱり不思議に思ったら訪問医以外にも訪問看護さんとかにも確認って必要ですよね
それが在宅チームって事なのかな?他職種連携の意味するところなのかな?感じました
単なる下剤のはなしではありますが
下剤が効きすぎて利用者さんの体調悪化からADLが下がることだって考えられる話です
軽視せずに、確認作業を面倒に感じずお仕事していかないといけませんよね。
今日はここまでです
最後までお読みいただきありがとうございました。
この相談の答えって・・・
みなさんおはようございます
今日は2月12日 水曜日
今日は先日、私が店頭で相談受けた件について書いてみたいと思います。
皆さんならどのように対応されるのかコメントいただけると助かります。
来客者は、60代〜70代の女性、その方の相談でなく娘婿さんのお薬でいいものがないのかというご相談です。
相談内容は、娘婿さんが大腸がんでストマ装着、仕事はトラック運転手だそうでして先日から大腸がんの再発で腹膜播種していて腹水が溜まってきている模様でかかりつけのA医院にて診てもらっているようなのです(かかりつけ医)
腹膜播種が進行していることもあり、大腸がんの主治医であるB病院の外来で抗がん剤の注射をするらしく(私が思うにアバスチン(ベバシズマブ)ではないかと思います)内服の抗がん剤も服用しているように聞いています。
その来客者のお母さんは、むくみが出ていてA医院で利尿剤もらって治療しているがどうしても足がつるらしく、仕事である車の運転に差し支えるので何か足のつりに効くお薬を見立ててほしいという依頼でした。
さあ貴方ならどうしますか?
正直困りました・・・
私が、悩んだのは何を優先するのかって視点でした
娘婿さんはまだトラック運転を続けておられるし、仕事しながらがんと闘っているわけですよ、何とか仕事も続けてもらいたいですし、お母さんの想いが伝わってきますよね。
しかしその反面、治療する上で実際の娘婿さんの体調等考えるとうかつにお薬勧めるわけにもいかない訳ですよ。
脚のつり→芍薬甘草湯
この発想は聞き取り時点で容易に想像出来ました
では芍薬甘草湯の副作用を見ていきましょう
まず出てくのが禁忌で
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.アルドステロン症の患者
2.ミオパチーのある患者
3.低カリウム血症のある患者
併用注意
(併用に注意すること)
もうこの時点で利尿剤自体が何かも判らないので半分諦め状態になりました
代表的な副作用でこんなものもあります
2. 偽アルドステロン症(頻度不明) 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
これはまず無理ですよね
仮に、芍薬甘草湯をお勧めして血圧が上がってしまうと
次の抗がん剤の注射がアバスチンとすれば、1クール目から注射出来ない訳です
それの邪魔するわけにもいかず
結局、こんな対応になってしまいました
「本来であれば芍薬甘草湯って漢方が良く効くのですが、血圧が上がったり腎臓に対する影響があるので、現在の娘婿さんの腎機能とかが把握出来なく、お勧めすると副作用が出るかもしれないので申し訳ないのですがかかりつけのA医師に相談していただく方がいいと思います。お力になれなくてすいません」
って対応になりました。
みなさんならどうされますか?
こんな対応で良かったのか自分でも半信半疑ではあったのですが
ともかく、がん患者さんの再発の場合「抗がん剤を投与できる状態で無理なく抗がん剤を使う」ってスタンスであるので、その方針を芍薬甘草湯の副作用で邪魔するのはどうなのか?って考えが先に出ました。
でもいいですよね。
こういう相談受けれる街の薬局って
以前の調剤薬局では1件もありませんでした
街の相談薬局で働けて良かったって思いました。
今日はここまでです
最後までお読みいただきありがとうございました。
残薬バックの有効活用について
みなさんおはようございます
本日は2月11日 火曜日
祝日ですよね〜
今日は、先日のレジ袋有料化からの残薬バックの有効活用を
今回の調剤報酬改定から深掘りしていきたいと思います。
レジ袋を辞退される割合って知っていますか?
大手スーパーのイオンでは2018年の統計で既に81%以上の辞退率っていうデータがあります。
既に主婦層ではスーパーではレジ袋辞退する方向性は当然であり、如何にしてエコバックを普及させるかに向かっていると思います。
薬局においても、顧客サービスの一環として残薬バックという名前でなく、エコバックからの残薬を持ってきてもらえるツールとしてエコバックを普及してみてはどうかと思います。
エコバックを顧客に配布(毎月来られるお客さん対象)
→お客さんにエコバックに残薬やお薬手帳を入れて受診してもらうよう指導
→受診前に薬局に寄ってもらえるように指導(この時点で残薬ある場合は医院に連絡)
→残薬調整されてきた処方箋によって調剤開始
→もしくは、受診後残薬を確認した場合はその時点で調整する
→服薬調整支援料1or2の算定
どうですか?
これまでに、残薬調整に苦労されてきた薬剤師さんでも「これならいけるかも?」って思える薬剤師さんは、恐らくこの改定を上手く業務に活かせると思います。
最後に私が言いたいのは
算定ありきの業務でなく、患者さんの利益になる事をしたうえで対価をいただく発想になってらいたいと切に思うのです。
大手チェーン薬局みたいな仕事のしかたでは地域医療は支えられません。
薬剤師の皆さんの発想力で地域医療を支えましょう
ふたばのブログ薬局(ふたばメディカル)ではこのような薬局で働いていて楽しくお仕事出来る仕組みを多数揃えています。
「改定迎えたけど業務どうしよう?」「なかなか業務が上手く回らない」とかお悩みの経営者さん、個店で地域医療を変えていきませんか?
コメントお待ちしております。
今日はここまでです
最後までお読みいただきありがとうございました。